11月は生暖かい日々でした。サツマイモ掘って、GO TOで北海道旅行して、里芋掘って、菊芋掘って、大根掘ってる間に秋は深まり、アーナック係長の朝の散歩にも手袋が欠かせないように。いつしか季節は冬になっていました。
11月の終わり、よく育っている練馬大根を収穫したのですが、これがもう大変。この大根は上が細くて下が太い上、長さがあるので、抜く時に力が必要で、非常に折れやすいのです。普通の大根の3倍の時間と体力を要するので、昨年はもう作るのを止めようと思ってました。そんな時に、どこかで私が練馬大根を作っているのを知った滋賀の漬物屋さんが、自然栽培の練馬大根で漬物を漬けたいと連絡をくれました。
話を聞けば、漬物屋さんは元自然食の料理人で、どうやら天からのお告げで漬物伝道師になったようです。漬物歴はまだ1年だそうですが、漬物の天才という噂もちらほら。そんな選ばれし天才が野生農園ザ☆ばんの練馬大根に行きついたのもサムシング・グレートの計らいなのでしょうか。もしそうだとすると、抜くのが大変だとか、時間がかかるとか、腰が痛いとか、1割くらい折れちゃって歩留まりが悪いとか弱音を吐いて止めてはいけないのかもしれない。まあ、もしサムシング・グレートがいたとしたら「わしのせいにすんなボケ」と言うでしょうから、別にやめてもいいんですが、とりあえず続けてみた方が面白いんじゃないかという気がしたので、今年も作ることに。
もう数年作ってるので大分失敗は減りましたが、先っぽが折れ曲がってる大根や、土が硬いところの大根は、やっぱり難しく、結構な本数を折ってしまいました。でも、年を取るにつれ、だんだん細かいことはすぐに忘れてしまうようになり、どうでもよくなってきたので、あまり引きずりません。
掘った大根は沢庵用に干しました。もしも天の計らいなら、うまいこと干し上がってくれることでしょう。
「自然栽培の漬物伝道師じん君によるタクアンづくりワークショップ」
滋賀在住の漬物伝道師、中川仁さんは現在、自然栽培・自然農法のお野菜で、無添加の自然乳酸発酵のお漬物を全国に広めるべく行脚中です。今回は「藤野のえこんち」にて、「野生農園ザ☆ばん」の練馬大根を使って、美味しい沢庵を漬ける漬物教室を開催します。ご飯と漬物、みそ汁の昼食付き!
場所:藤野のえこんち(詳細はお申込み頂いた方にお知らせします)
電車の場合は送迎しますので、9時30分に藤野駅にお越し下さい。
定員:10名
料金:3500円(昼食・漬物付き、当日漬けた漬物は漬け上がったらシェア)