5月に入り、畑は繁忙期。
種まきに苗の植え付け準備、そして草刈りと毎日忙しくしている内に、やっぱりもう6月に入って数日経っていました。
ニンニクにつくネギオオアラメハムシ(いかつい名前ですね)らしき虫はすっかりいなくなり、ニンニクの芽の収穫も終えて、後は収穫するだけ。
それと入れ替わるように、今度はウリハムシが大発生!この人たちはウリ科の野菜が大好きな虫たちで、あっという間に発芽したばかりのスイカの葉っぱを食べ始めました。いつもはもう少し遅くなってから出現するのですが、今年はとにかく虫の出現が早い!
ある程度作物が大きくなってからだと、葉っぱが次々再生するので少々食われても負けません。成長も発芽もスイカより早いカボチャは、食われながらも何とか持ちこたえています。
しかし、ふた葉の段階で食われてしまうと、もう一瞬で食われつくして茎だけになってしまいます。
このまま放っておくと、全ての芽がウリハムシに食われつくしてしまうので、上下に穴を開けたビニール袋等で野菜を覆う、あんどん(室内灯のあんどん(行灯)に似ているのでこう呼ばれます)を作りました。
今月の漫画は前後編の8コマになる構想でしたが、締め切りを過ぎてしまったので前編だけお届けしました。
おそらく後編が日の目を見ることはありませんが、どうしても読みたい方は100万円送って下さい。基本は100万円ですが、こんなしょーもない漫画に本当に100万円送ってこられると、それはそれで恐縮してしまいますので、応相談です。
大きいビニール袋はなくなってしまったので、ちっちゃなレジ袋も使いました。高さ20㎝くらいで、隙間も空いてますが、これでも防げてしまいます。
ウリハムシはアホなのでしょうか?いいえ違います。
係長補佐もよく目の前にある物に気付かずに探し物をしますが、きっとアホではないと評判です。
世界の認識の仕方が、平均的な人間とは違うだけなのです。
マスクやフェイスシールドで雑菌やウイルスを完全にシャットアウトしようなんてすると、逆に病気への抵抗力を失わせてしまうのと同様、植物もあんまり過保護にすると虚弱体質になってしまいそうですが、もう少し大きくなるまでの緊急措置です。
過保護と言えば、今年もビニールマルチを張った畝とビニールマルチ無しの畝とで比較実験をしています。マルチ無しの畝の方が発芽率も低く、生長も遅いのですが、雑草に覆われてウリハムシに気付かれないためか、食われている芽も少ないです。でも雑草あんどんに覆われていると日当たりが悪く、ますます成長が遅くなります。あちらが立てば、こちらが立たずで難しいですね。
よく、元気な野菜はファイトケミカルと呼ばれる成分を出すので虫が寄ってこない等と言いますが、ウリハムシが大発生した畑から200mくらいの所にある畑では、今のところ全然スイカが食われておらず、こちらの方が野菜全般の成長がよいです。
きっと最終的には、どこの畑も野菜が勝手に育ってくれるようになることでしょう。その時まで係長補佐は健在でしょうか?