2月29日は4年に一度のニンニクの日!その日に合わせてニンニクの記事を更新するつもりが、またしても時空のゆがみが発生し、3月がスタートしていました。
このところ春になると毎年ニンニクを食べる謎の幼虫が大発生しています。もはやニンニク虫潰しは、野生農園の春の風物詩です。
早くから暖かかった昨年は、3月上旬にはニンニク虫が発生していました。
昨年以上に暖かい今年は更に発生が早くなるだろうと警戒し、2月中旬に畑をチェックしにいきました。その時点ではまだ虫はみつからず油断していたのですが、一週間後に見に行くとおびただしい数の黒い虫達がうごめいていて、短い間にかなりのニンニクを食い尽くしていました。
発生時期も昨年より半月くらい早いのですが、被害が収束するのは遅くなるかもしれません。昨年末は暖かかったので、12月になってもまだ、この幼虫の親御さんと思われる成虫が子作りに励んでいました。冬が短くなるにつれ、虫に食われる期間も伸びてしまうのでしょうか!?
喰われたニンニクを観察すると、小さいニンニクでは特に被害が大きく、多くの株が葉っぱを全て食い尽くされて死を待つだけになっています。体重1キロのチワワがお尻を100g齧られると致命傷ですが、体重100キロのセントバーナードがそれくらい齧られても怪我ですみますね。大怪我ではあると思いますが…。それと同じで大きく育ったニンニクは少々食われてもダメージが少ないんですね。更に、この幼虫は小さいニンニクの方を好む傾向があるように見えます。特に、SSサイズのB級種ニンニクばかり植えつけた場所の被害は甚大で、既に8~9割くらい食われてしまって、早くもニンニク畑跡地になってしまいました。
逆に2~3年間畑を休ませていた所を耕耘し(普段は殆ど耕さないのですが)、Lサイズの種ニンニクだけを植えた所の被害が、今のところ一番少なくなっています。
大きい方が被害が少ないので、昨年はニンニク虫の動き始める春先までにニンニクを出来るだけ大きくしようと植え付けを早めました。予想よりもずっと早く発生してしまったため、ニンニク虫発生まで成長できる時間は昨年と同じになってしまいましたが、遅く植えていたら全滅していた可能性もあるので正解でした。
連日大量の虫を虐殺していると心を病みそうだし、潰しても潰してもどんどん発生するしで、係長補佐もちょっと嫌になってきました。
でも大丈夫。補佐には現実を逃避する力があるから!今年の被害がどこまで続くか分かりませんが、きっとLサイズのニンニクは生き残ってくれるでしょう。
あまりのニンニク虫の多さに、もうニンニク栽培を引退しようかという考えも一瞬頭をよぎりましたが、今年の経験を踏まえてまた挑戦します!
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