酷暑や豪雨に悩まされた秋でしたが、ようやく過ごしやすくなったと思う間もなく、冬到来。霜も降りて葉っぱもすっかり枯れてしまった11月の終わり、ようやくサツマイモを収穫しました。
借りている数カ所の土地の中で、一番出来の悪い土地にも今年はサツマイモを植えてみました。
以前の記事で紹介した、「不毛の地」と呼んでいた土地です。
https://yaseinouen.jimdo.com/2019/04/30/%E8%8B%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A%E7%A9%B4%E3%82%92%E6%8E%98%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A/
しかし、そんな呼び方をされた土地が気を悪くするといけないので「フーちゃん」と呼び名を変えました。
でも、フーちゃんのフは不毛の不。言葉には言霊が宿ると言いますし、やっぱりこれは名前を変えた方がよいのか?
候補だったのが「約束の地」。
でも、勝手に約束して怒られるし、不毛の「毛」なら否定的な意味合いはないので、今後はモーちゃんにすることにしました。
以前の記事に書いたようにモーちゃんでは今年、環境改善に取り組んでみました。
大地の再生の秘儀を受け継ぐしんしんさんの助言を取り入れた「点穴」やもみ殻燻炭の漉きこみ、ビニールマルチ、耕運機での耕耘などなど。
さて結果は?
サツマイモはやっぱり小さめのものが多いけど、意外とまともなものも出来ました。
数年前は大型犬の糞くらいのサイズが最大だったのに、今年は最大のものはヒグマの糞くらいに成長。
右がビニールマルチを被せた所のイモ、左が被せていない所のイモ。
ビニールマルチを被せた所の方が大きいですが、そうでない所も畝によっては結構健闘しました。もう不毛の地ではありません。
ところで、モーちゃんの土地名の候補だった「約束の地」と言えば、聖書に書かれた、神がイスラエルの民に与えると約束した土地のことです。
第二次大戦後、その土地にユダヤ人の国家イスラエルが建国されましたが、そこには何世代にも渡ってアラブ人(パレスチナ人)が住んでいました。
現在のユダヤ人と呼ばれる人達が、本当にかつてイスラエルの地に住んでいたユダヤ人の子孫なのかといった議論もありますが、それはさておき「わしら2500年前にここに住んでたから出て行って」と言われても、なかなか「いいよ~」とは言えませんよね。結果、戦争になってパレスチナの多くの土地がイスラエルに占領されてしまいました。もちろん、あちこちで迫害を受けてきたユダヤの庶民には同情しますし、問題は「ユダヤ人」ではなく、どこかで対立を煽っている権力を持った人達だと思いますが。
野生農園ザ☆ばんの目標は、世界平和の実現。
係長補佐は人の不幸を自分の農園の宣伝に使う屑みたいな人間なので、パレスチナオリーブオイルを使ったポテトチップスを作ってみようと思い立ち、ついに野菜の加工に乗り出しました。
占領されて困難な状況にあるパレスチナの農民が、めげずに有機栽培で育てたオリーブから絞られたオイルです。
でも、焦げちゃったり硬かったりと、なかなかいい塩梅に仕上がらずに苦戦中。
そうこうしている内に、なぜか出来たのが菊芋チップス。こちらには油は全く使っておりません。ポテチはいつになったら出来るのでしょうか。
食用ホオズキ、ようやく数個熟しましたが、霜が降りる時期になってしまいました!
暑さ、寒さに弱い食用ホオズキ、今年は早めに植えつけ、ビニールマルチを張って育てたのですが無駄だったのでしょうか。
夏にたくさん空の実をつけてはくれたのですが、中身は1つの例外もなく空。一切皆空です!
4コマ漫画化しようとしましたが、食用ホオズキちゃんを描く手間を惜しんでいる内に12月になってしまったので今回は断念。
ニンニクは大分大きくなりましたが、早くも謎の甲虫に喰われてます。きっと毎年大発生する謎の黒いニンニク虫の親でしょう。きっと餌のニンニクのある所にたくさん卵を産みつけていることでしょう。親心ですね。