生き物に厳しい野生農園

5月は冬に戻ったり真夏になったり目まぐるしく季節が変わりました。
上旬には寒い日が続き、下旬になると30度を超す真夏日が続く異様な気候で、係長補佐も野菜たちも大混乱。
ジャガイモは遅霜でいったん枯れたりまた復活したり、スイカが全然発芽しなかったり。
苗もなかなか大きくなりません。
そして、いつものことではありますが、係長補佐は今年も育苗で色々失敗してしまいました。

人の過ちもまた自然の摂理だとするなら、係長補佐の過ちによって死んでいく苗がいたとしても、それは自然淘汰。
過酷な環境を生き抜いて定植までたどりついた苗は、きっと強い野菜に育ってくれることでしょう。

ニンニク虫からの攻撃を生き抜いたニンニク達は枯れ始め、いよいよ収穫期が近付いています。
ところで、以前捕獲して正体を突き止めようとしたニンニク虫ですが、土の中に潜ったきりずっと出てこないので、てっきり死んだと思ってすっかり忘れていました。
しかし、最期に瓶の中身を確認してからおよそ2週間、中の土を捨てようと瓶のフタを開けた所、土の上に絶命した甲虫(誰でしょう?)が!

私は自由を奪われるのが大嫌い。
きっと前世がブロイラーだったのでしょう。
だからアーナック名誉係長にも、せめて家にいる時は自由にして頂こうと、庭に柵を作ってノーリードにしています。

それなのに、せっかく土から出てきた虫を死ぬまで瓶の中に閉じ込めるなんて、酷いことをしてしまいました。

気が付けば、生き物達にキビしい野生農園ザ☆ばんになっている今日この頃。
初心に戻って頑張ります。