7月も色々ありました。
6月の内にさっさと梅雨が終わってしまい、いきなり尋常でない暑さが始まります。
昔、酷暑のインドで、デリーの街角に倒れた日を思い出す暑さです。何か尋常ならざる事態が起きているのでしょう。
そして、西日本では豪雨で大変なことになっているというのに、こちらは一滴も雨の降らない日々が続きました。もう土はカラカラで、野菜たちもしおれてきました。
そんな中で2年前の悪夢が再び。ミニトマトを全滅に追い込み、係長補佐を恐怖のどん底に陥れたニジュウヤホシテントウムシさんが帰ってきました。今年も大発生し、ミニトマトやトマトを食い荒らしてくれています。
どこからでも飛んできて、ナス科の植物の葉っぱも茎も全て食い尽くして枯らしてしまうので、みつけ次第潰していましたが、一向に減りません。潰しまくっていると、ただ無為に命を奪うのもあれだなという気持が出てきたので、とったテントウをそのまま食べてみました。苦いです。まずいです。羽根が口に残って気持ち悪いです。もう食べたくありません。2匹しか食べませんでした。何となくトマトの葉っぱの味がしました。
狩猟採集民族に憧れながら農業をやってる係長補佐ですが、農業なんかやるようになって、明日のことばかり憂えるようになった人間て大変ですね。
ニジュウヤホシテントウの食害がなかなか収まらないので、まだちっちゃい株は周りの草を刈らずに草でカムフラージュ。大きくなっている株は、植物ホルモンを増やして抵抗力を高めることで撃退できないかと、今年も道法さんの垂直仕立て栽培を試してみました。
そうこうしている内にニジュウヤホシもピークを過ぎました。3割程度は食われて枯れてしまい、草に隠した株の3割程度は草に負けてしまいましたが、何とか全滅は免れました。
ニジュウヤホシとの闘いの中で危うく忘れられるところだったのが、スイカちゃん!今年は雨不足のせいか、スイカの発芽率が悪く、発芽したところも生育が悪い。でも、実験でビニールマルチをかぶせたところにまいた種は、すくすく育ってやはり巨大化!過去最大の3キロを大幅に上回り、4キロ超えを果たしました。すごい!もはや大玉と言っても過言ではないレベルまできました。無肥料でもこんなに大きくなるんですね。
一方、大豊作だったジャガイモは、梅雨の時期に収穫した上、ビニールマルチ効果で土が湿っていたにも関わらず、例年より乾燥時間が少なかったことが災いしたのか、一部腐ってしまいました。一部腐ることはよくあるのですが、今年は腐れジャガイモ発見が遅れて、腐れ汁が周りに広がってしまい、更に酷暑のためもあってか、あっという間に皆腐ってしまいましたとさ。
人間万事塞翁が馬。人生楽ありゃ苦もあるさ。というお話でした。