こぼし種は、こぼれ種とは違う

5月は夏日になったかと思えば、春先に戻ったような寒い日が続いたりと不安定な毎日でした。係長補佐の情緒も不安定です。

 

5月上~中旬には、ミニトマト、トマト、スイカなどの種を直まき。更に、ミニトマトは、5月にまいた種とは別に、昨年の秋、熟したトマトの実を畑にばらまき、上から軽く土をかぶせておきました。毎年、勝手に落ちて腐った実の中の種(こぼれ種)から発芽して、勝手に育ったトマトが一番元気に育つので、人工的にこぼれ種を作ってみたというわけです。この実験が成功し、毎年、ばらまいた実から自然に生えて元気に育ってくれるようになれば、人が何もしなくていい、夢の自立型農園です。何本かは発芽してくれました。

 

しかし、こぼし種は予想以上に発芽率が悪い!おそらく0.1%にも満たないでしょう。わずかに出てきてくれた芽も、全然成長してくれません。発芽率が低いリスクも想定して予備で育てていた苗はありましたが、普通に直まきした種の発芽率も予想以上に悪く、慌てて苗を育成中。

 

 ちなみに今回、謎とされてきた係長補佐の下半身が、うっかり見える角度で絵を描いてしまいました。あしたのジョーのラストシーンは、ジョーが生きているのか死んでいるのか曖昧でしたが、係長補佐も履いているのか履いていないのか曖昧。漫画には読者の解釈に委ねた方がいい場面があると思うので、モザイクをかけておきました。

 

一方、ホントのこぼれ種君は、知らない内に発芽し、知らない内に大きく成長中。こちらは固定種でもないので次にどんな子が育つか分からず、それほど美味ではない品種だったので、育てようとは思ってなかったんですが…。一体どういうことなんでしょう?仮説を立ててみるとこんな所でしょうか。

1.そもそも本当に限られた種しか育たないので、もっと大量にこぼさなきゃいけなかった

2.土をかぶせた量が多過ぎた

3.土をかぶせた量が少なすぎた

4.色んなトマトが混じって強い子になった

5.量子力学で言う観測者の効果(書いてはみたものの私の理解の範疇を超えてるので全然分かりません)

このところ、野生農園にはいろんなお友達が来ているようです。イチゴちゃんはネズミに齧られ、畑の周りにはタヌキらしく生き物の「ため糞」が。いつものトイレにされてしまうと、色んなものを食べられてしまいそうなので、とりあえず係長補佐のおしっこかけておきました。

 

 去年の秋から時々登場するニンニクの方は、4月後半以降はダイコンサルハムシ?の被害はほぼなくなったものの色んな虫に食われてました。ニンニクが虫に食べられなかったのは、もう昔の話なのでしょうか。それでも壊滅的な被害を受けた一部を除き、なんとか元気にやっており、間も無く収穫時期を迎えます。